メールでご質問をいただきました。

<ご質問>
・足のホールド感とは?
・剛性って何ですか?
・みなさんはシェル型ハードブーツを履いている方が多いですか?

はい、スケートをしていると当たり前に使う言葉ですが、そりゃ分からないですよね。

<ホールド感>
ゴルフやスキーの様にインラインスケートも道具のスポーツなので、足の動きを路面に
伝えるブーツやフレーム/ウィールがとても重要になります。この伝える為にはブーツと足の一体感が必要で、この一体感の事をホールド感と言いました。ソフトブーツとハードブーツではホールド感が全く違うのでスラローム/ホッケー/スピードをしている人でソフトブーツを履いている人はいません。ゴム長靴で100m走やマラソン/サッカーはやりませんよね。極端な例えですが、ソフトブーツはゴム長靴あるいはスリッパなんです。ただ、ハードブーツの履き心地はタイト(窮屈)なので、初心者にはソフトブーツを奨める人もいます。私としては大人の場合は最初から体重に見合った、しっかりしたブーツを使う方が上達も早いと思うのですが。。。。

<剛性>
剛性は、「ねじれにくさ」のことです。低い/高いと表現します。剛性が低いと力に負けてねじれてしまい、せっかく体重をかけても力がウィールに伝わりません。極端な例えをするとプラスチックのバットで硬球を打つ、長ネギをテニスラケットの代わりに使うようなものです。

<みなさんはシェル型ハードブーツを履いている方が多いですか?>
最近の流行りはインナー一体型のハードブーツですが、4~10万円と価格が高いので一足目としてはお薦めしていません。もちろん予算に余裕があればFIRA NRKや、SEBA High、SEBA Trix、Flying Eagle Drift、Powerslide EVO なんてところが良いです。

ハードシェルの弱点は、重量が重いことや、インナーブーツのへたりがアウターシェルとの間の隙間となり遊びが生じることです。長所は、比較的安価で丈夫なとこ(^_^)b

実は私の一足目はソフトブーツだったのですが、2足目のハードブーツに替えたとたんに出来なかったことが出来るようになり、と言うか今でもソフトブーツでは満足に技が出来ません。もちろんソフトブーツにもいいところはあって、ポダリングするようにスケートを履いてお散歩みたいな用途には最適ですよ。

(れびゅー)